英語学を勉強していたら触れる機会があるであろう認知言語学分野のメタファー・メトニミー・シネクドキーについて
大学で習った内容を復習し、まとめて公開いたします。
それぞれの例を出しながら簡潔に特徴を解説していきます。
一人で勉強してて辛い方、是非学習の参考にしてみてください。
これらは比喩表現の一種です!!
メタファー:隠喩(いんゆ)とは
メタファーは日本語では隠喩または暗喩と呼ばれる修辞法の1つです。
アナロジー(類推)による別の意味領域への拡張で、
我々の身体・経験に基づくという特性があります。
例えを用いながらも、表面的にはそれを出さない方法
※〜のようだ、←を使わない
ある物を表すのに、それと属性の類似するもので代置する技法。
例:白雪姫
雪の白さと姫の肌の白さの類似から、姫を雪に例える
これは雪が白いという認識が必要で、見たことがあったり、自身の経験に基づいて言えることである。
メトニミー:換喩(かんゆ)とは
メトニミーは日本語では換喩と呼ばれる修辞法の1つです。
現実世界における隣接性に基づいた比喩である
【全体:部分】【原因:結果】【容器:内容】
あるものを表すのに、これと密接な関係のあるもので置き換える技法
例:レポート終わった
書くことが終わった
例:黒板を消す
字を消す
例:ベートーベンを聴く
音楽を聴く
例:白バイに追われる
警察に追われている
シネクドキー:提喩(ていゆ)とは
上位・下位カテゴリーの関係を基にした比喩
例:花見に行く・花吹雪・花の便り
桜の事をさしている
上位カテゴリー:花
下位カテゴリー:桜
例:銃を捨てて平和を築く
武器の事をさしている
上位カテゴリー:武器
下位カテゴリー:銃